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    宅建は簡単って本当?普通の主婦が感じた難易度は「ちょうどいい!」

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    宅建は簡単?難しい?

    『宅建は簡単』

    宅建について調べたら、こんな意見に出会うことがありますよね。

    実際に受験した私が断言しますが、宅建は簡単ではありません!

    合格率15~17%の試験が簡単なわけありません。

    ではなぜ「宅建は簡単」という人がいるのか、気になりますよね。私なりの考えがあるのでお伝えします。

    この記事では、宅建は簡単?難しい?という宅建の難易度についての疑問を解決します。

    この記事でわかること
    • 宅建が簡単といわれる理由
    • 実際は宅建は簡単ではない理由
    • 宅建は簡単ではないけど難しすぎない理由

    一言でいうと、宅建の難易度は「ちょうどいい」です。

    簡単すぎて物足りないわけでもなく、難しすぎて手の届かない試験でもありません。

    合格すれば達成感も感じられる「ちょうどいい」レベルです。

    宅建の難易度についてどの情報を信じていいのか迷っている人のお役に立てる内容です。

    ぜひ参考にしてくださいね。

    目次

    宅建が簡単といわれる理由

    まずは「宅建は簡単」といわれる理由から紹介します。

    宅建受験の体験者からすると、「宅建は簡単」なんていう人は、実際に受験しておらず、イメージだけで判断しているのだと思います。

    ではどんな理由からそうイメージしているのでしょうか。

    理由は3つです。

    • 他の国家資格と比べると簡単だから
    • 短期間で合格した体験記があるから
    • 誰でも受験できる試験だから

    他の国家資格と比べると簡単だから

    宅建は国家資格ですが、他の国家資格と比べると難易度は低めです。

    人気の国家資格と比べてみましょう。

    合格率合格に必要な勉強時間(目安)
    行政書士9~15%600~1000時間
    社労士6~8%800~1000時間
    不動産鑑定士14~17%2000~3000時間
    司法書士4~5%3000時間
    税理士15~20%3000~4000時間
    宅建士15~17%300~400時間

    このように他の国家資格と比べると宅建の難易度が低いことが分かります。

    合格率では同じくらいの資格はあるものの、合格に必要な勉強時間では圧倒的に宅建が少ないですね。

    そのため宅建は法律系の資格の入門レベルと位置付けされています。

    このイメージから「宅建は簡単」と考える人がいるのです。

    あくまで他の難関資格と比べると「入門レベル」というだけであって、決して宅建が簡単なわけではありません。

    短期間で合格した体験記があるから

    宅建の合格体験記を検索すると、「1カ月の勉強で受かりました」という、短期間で合格した人がみつかります。

    なかには「2週間で合格しました」というような強者も。

    難しさは勉強期間で測れるものではありません。

    ただ、「短期間でも合格できる資格」と聞くと、簡単な試験なのかな、と単純にイメージしてしまうものです。

    実際は宅建は誰でも短期間で合格できるわけではありません。

    短期間で合格できる人は、元々の字頭がよかったり、不動産や法律の知識がある場合がほとんどです。

    普通の人が参考にできるレベルではありません。

    でも一部の人の「短期間で合格」という情報が目立ってしまうと「簡単な試験なんだ」と感じる人もいるでしょう。

    誰でも受験できる試験だから

    宅建試験には受験資格がありません。

    年齢・学歴・経歴などの制限がなく、誰でも受験可能な資格です。

    他の国家資格だと、例えば社労士の場合は学歴・実務経験・所定の国家資格合格、のいずれかの条件をクリアしなければ受験できません。

    そのため、受験資格のない宅建は、国家資格であっても身近で挑戦しやすい資格といえます。

    だからといって簡単というわけではないのですが、「誰でも受験できる=簡単」と考える人もいます。

    宅建は簡単ではない理由

    宅建は決して簡単な試験ではありません。

    実際に宅建を勉強して感じた「宅建は簡単ではない理由」を3つ紹介します。

    • 合格は相対評価で決まるから
    • 試験範囲が広いから
    • 深い知識が必要だから

    合格は相対評価で決まるから

    宅建試験は相対評価方式で合否が決まるため、簡単な試験ではありません。

    相対評価とは、合格点が決められておらず、毎年合格ラインが変わる試験のこと。

    宅建の場合は合格率が15%前後になるように合格点が定められます。

    もし40点取れたとしても、上位15%に入らなければ落ちてしまうということ。

    つまり全国の20万人のライバルに勝たなければいけないのです。

    ライバルの中には不動産業界の知識がある人、難関大学出身の人なんていう強敵もいるでしょう。

    また、最近は教材や通信講座、YouTube講座が豊富にあるため、受験生の質が上がっているといわれています。

    そんななかで上位15%に入るには、かなりの努力が必要です。

    決して簡単な試験ではありません。

    試験範囲が広いから

    宅建が簡単ではない2つ目の理由は、試験範囲の広さです。

    宅建の出題範囲は

    • 宅建業法
    • 法令上の制限
    • 権利関係
    • 税その他

    の4つの科目に分かれます。不動産取引に関する内容から、時効や相続といった民法の内容まで、幅広い知識が求められます。

    ひとつの科目に時間をかけすぎると、試験までに他の科目の勉強が間に合わなかった、なんてこともありえます。

    広い出題範囲の勉強時間をバランスよくスケジューリングしなければいけません。

    そして科目ごとに勉強の仕方が違うのも難しいポイント。

    英単語のようにとにかく暗記!の勉強方法なら計画も立てやすいですが、宅建試験の勉強はそうはいきません。

    例えば、「法令上の制限」は暗記が中心になるのに対し、「権利関係」では思考力を鍛える勉強が必要になります。

    宅建は幅広い出題範囲を工夫しながら勉強する必要があり、簡単な試験とはいえません。

    深い知識が必要だから

    宅建は試験範囲が広いから簡単ではないと紹介しましたが、深い知識が必要となるのも難しさの理由のひとつ。

    宅建の勉強は「とにかく過去問を解く」というのが基本になりますが、ただ問題をこなしていくだけの知識では合格できません。

    正解できたらオッケーではないのです。

    なぜこの選択肢はまちがいなのか、どうだったら正しいのか、など掘り下げて考えながら深い知識を吸収していかなければいけません。

    なぜなら、宅建試験には過去問と全く同じ問題は出題されないからです。

    少し言葉のニュアンスを変えてきたり、全く違った視点から出題されたりします。

    そんな問題に対応するには、深い知識と「本質を理解して解く」力が必要となります。

    通り一遍の勉強では合格できないため、宅建は簡単な試験ではありません。

    宅建は簡単ではないけど難しすぎない理由

    宅建は簡単な試験ではありませんが、だからといって手が届かないほど難しいわけではありません。

    きちんと勉強すれば誰でも合格を目指せる試験です。

    宅建が難しすぎない理由はこちらの3つです。

    • 独学でも合格できるから
    • 半年間の勉強でも合格できるから
    • 試験は4肢択一のマークシート式だから

    独学でも合格できるから

    宅建は独学でも合格できるので、難しすぎる資格ではありません。

    同じ士業として人気の社労士や司法書士は独学では難しい試験といわれ、難関資格として位置づけされています。

    宅建でも通信講座を受講するほうが合格は近づきますが、独学でも対策次第では十分合格できます。

    しかも不動産や法律の知識ゼロからでも合格が目指せる資格。

    実際に私も宅建については全く無知の普通の主婦でしたが、独学で合格できました。

    私のような普通の人が独学で合格できる宅建は、難しすぎる試験ではないといえます。

    半年間の勉強でも合格できるから

    宅建に合格するには約350時間の勉強が必要です。

    350時間と聞くと、いっぱい勉強しないといけないんだ、と感じてしまいますが、

    毎日2時間を半年間

    だと、できるかもと思いませんか?

    1日2時間勉強するとして
    350÷2=175(日間)
    175日=約半年

    これが、毎日2時間を1年間、だとちょっと気が遠くなってしまいます。

    資格取得の勉強をするのに、半年間というのは挑戦しやすい期間です。

    毎日2時間という無理のない勉強時間も取り組みやすいですね。

    このように、膨大な勉強時間が必要なわけではなく、チャレンジしやすい期間で合格が目指せるため、宅建は難しすぎる試験ではありません。

    試験は4肢択一のマークシート式だから

    宅建の試験は50問全て4肢択一のマークシート式の試験です。

    そのため、記述形式の試験に比べて点数を取りやすいです。

    4択だからまぐれで正解できて簡単だよ、というわけではありません。分からない問題でも正解できる可能性があるということです。

    もし4択で分からない問題に出会ったら、あなたはどうやって答えを導きますか?

    多くの人は、「これは絶対ないな」というものを排除する消去法をとりますよね。

    ある程度宅建の勉強をしていると、この消去法により4択を2択まで絞られるようになります。

    正解できる確率が25%から50%にまでアップします。

    答えがひらめかなければ正解できない記述式に対し、4択問題は望みがある出題形式なのです。

    また、記述式の場合は漢字のまちがえで減点されることもありますよね。

    宅建には難しい漢字が頻出します。
    例えば、債務不履行・瑕疵・報酬など。

    読みはできても書きはできない、という人は多いのではないでしょうか。

    記述式の場合は漢字を覚える時間分のさらなる勉強量が必要になりますが、マークシート式だとその時間はかかりません。

    極端な話、漢字の読みができていなくても大丈夫なのです。

    宅建は4肢択一のマークシート式であるため、難しすぎる試験ではありません。

    まとめ 宅建は簡単でも難関でもなく「ちょうどいい」難しさ

    宅建は簡単?難しい?という疑問を解消するため、実際に宅建を受験して感じた「宅建の難易度」について紹介してきました。

    宅建は簡単ではないけれど、めちゃくちゃ難しいわけではない。きちんと勉強すれば誰でも合格を目指せる「ちょうどいい難易度」ということが分かってもられば嬉しいです。

    今回の記事のおさらいです。

    宅建が簡単といわれる理由

    • 他の国家資格と比べると簡単だから
    • 短期間で合格した体験記があるから
    • 誰でも受験できる試験だから

    宅建は簡単ではない理由

    • 合格は相対評価で決まるから
    • 試験範囲が広いから
    • 深い知識が必要だから

    宅建は簡単ではないけど難しすぎない理由

    • 独学でも合格できるから
    • 半年間の勉強でも合格できるから
    • 試験は4肢択一のマークシート式だから

    「簡単ではなく、難しすぎない」というのは、何か資格を取りたいと考えている人にとっては挑戦しやすい難易度です。

    ぜひ、宅建にチャレンジしてみましょう。

    maco
    家事をするより勉強したい!
    40代主婦です。
    宅建に独学で一発合格したことにより、資格取得に目覚めました。
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